「直角の詩」から B-4

「地球と太陽がダンスを踊る 四季のダンスを 一年のダンスを 24時間のダンスを 冬至と夏至の 春分と秋分の」(詩画集『直角の詩』)。ル・コルビュジエは太陽が人間の生活の支配者だとしています。本作では多機能な大規模集合住宅《ユニテ・ダビタシオン》の断面と、そこに夏至と冬至の太陽の航跡が重ねられ、建物の前面に付けられたブリーズソレイユ(日除け)によって、太陽光が効率よく室内に取り込まれることを図示しています。「ひとつの建築の交響曲が用意される―その題名は『太陽の娘の家』」。

カテゴリー
版画
年代
1955
技法
リトグラフ
サイズ
420 x 325
所蔵
西美寄託