ギャルリー・タイセイ展覧会
ROGELIO SALMONA open spaces / collective spaces展覧会「ロヘリオ・サルモナの建築-場の詩学-」展および シンポジウムの開催について

会期:
2008年9月8日(月)~11月21日(金)
開館時間:
10時~17時(最終日は16時まで)
入場料:
無料
主催:
(社)東京建築士会
協力:
大成建設株式会社
協賛:
(株)建築資料研究社/日建学院/(株)総合資格
後援予定:(社)日本建築士会連合会/(社)東京都建築士事務所協会/
(社)建築業協会/(社)日本建築学会関東支部
      (社)日本建築家協会関東甲信越支部/
(株)新建築社/日経アーキテクチュア

開催趣旨

ロヘリオ・サルモナ(1929~2007)は、コロンビア共和国で活躍し、南米の近代建築を牽引した代表的な建築家です。「アルヴァー・アールト賞」を受賞するなど、その存在と素晴らしい業績は世界的に知られていますが、日本においては彼の名前はまだほとんど知られていません。

ル・コルビュジエのアトリエで10年ほど働いた経験をもち、建築におけるグローバリズムとリージョナリズム(地域密着主義)をどう結びつけるかを生涯のテーマにした建築家であり、ル・コルビュジエを相対化する役割を果たす建築家と言えるでしょう。

サルモナの建築は、コロンビア共和国の土地に根ざし、その気候や地形を生かし、その地の人間の暮らしを考えたもので、パティオや小径を利用した構成は、さまざまな種類の煉瓦を多用した端正なフォルムとあいまって、深みのある空間を作り出しています。また、サルモナが多くを担ってきたボゴタ市の整備プロジェクトが2006年のヴェネツィア建築ビエンナーレで「金獅子賞」を受賞したように、彼は都市空間の復活にも力を注いできました。彼はまさにヒューマニズムの建築家といってよいでしょう。

本展は、コロンビア建築家協会が中心となって企画・制作したもので、サルモナの長年にわたる業績を概観できる初の大規模な展覧会であり、世界各地を巡回しています。日本ではギャルリー・タイセイだけで開催されます。

日本で初めてのこの機会に、偉大な建築家サルモナの詩情溢れる彼の建築作品の数々に触れていただき、そしてその名前を記憶にとどめていただければ幸いに存じます。

なお本展は、「日本・コロンビア修好100周年」記念イベントの一つになっております。

展示内容

オリジナルスケッチ、図面、模型、写真、映像など 合計約130点
※いずれも日本では展覧会初公開の資料です。

シンポジウム

日時、会場
9月8日(月) 18:00~21:00
新宿センタービル52階 大成建設 大ホール

パネリスト
マルタ・デヴィア (国立ボゴダ大学教授、本展監修者)、
マリア・エルビラ・マドリニャン
(ランドスケープアーキテクト、サルモナ未亡人)
内藤 廣 (建築家、東京大学教授) ほか

内 容
サルモナの建築、コロンビア共和国の建築と都市開発について
※内容詳細、申し込み方法などについては、
 下記 東京大学景観研究室にお問合せください。

展覧会に関して=大成建設ギャルリー・タイセイ (林)
〒163-0606 新宿区西新宿 1-25-1 新宿センタービル17階
TEL: 03-5381-5510
E-mail: kbyosm00@pub.taisei.co.jp misa-h@pub.taisei.co.jp
URL: http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html

シンポジウムに関して=東京大学大学院 工学系研究科
社会基盤学専攻 景観研究室(川添)
〒113-8656 文京区本郷 7-3-1 工学部1号館 413
TEL&FAX: 03-5841-7450
E-mail: zoe@keikan.t.u-tokyo.ac.jp